東川町第三小学校 全校図工「はしづくり」

東川第三小学校は全校19名。一年生,から六年生までグループ分けをし作業場も2カ所用意して頂きました。更にデイスタンスを取りながら全員で作っていきます。講師という形でのお箸づくリは初でしたが、今回の授業は地元産業の勉強も兼ねているとのことで、東川は写真の町、水の町、旭岳もあり自然豊かな町として有名ですが、実は家具づくりも盛んな町であることも子どもたちに伝えたい。図工の時間を通してものづくりの楽しさも伝えたい。時間を忘れて夢中になれる事の大切さを伝えたい等々、、、沢山思いが溢れてきますが図工の時間ですので、まずは道具を使い安全に楽しく学べたら良いと思い臨みました。実際低学年のカンナを使う作業は、ほとんどの子が難しいと思っていましたが不安をよそに生徒たちは頑張って楽しみながら、作業をこなしていました。手作業の研磨、塗装を経て、最終的に仕上がったお箸をみんなで評価しあいながら無事終わりました。どれも一人一人の個性溢れる素晴らしいお箸に仕上がりました。三樹種の材から自分で木目を選び、木を「削り、磨き、塗装」し、自らの手で道具として生まれ変わらせる喜びや感動。そして日常的に使うことで、今あるお箸よりも大事に使おうと自然に思えたり、自然の恩恵を感じたりと体験し学んだたことで自然と気づいて頂けるとなお嬉しいです。普段の日用品でも、だれが、どこで、どんな思いで製作したかなんて気にも止めないかも知れませんが、普段使っている道具ができ上がる背景やストーリーを知ると、モノの価値が変わります。そこに気づくことは、これからの時代大切なことなんだと思う。

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